お役立ち経営情報 2013年3月

Section2 組織を精鋭化するための取り組み

強い会社は強い社員で作られる! 組織精鋭化の進め方

2-1 業績面での取り組み

組織を精鋭化するためには、どのような取り組みが必要なのでしょうか。具体的取り組みポイントを業績面から整理します。

■業績面での組織精鋭化の取り組み
  • 積極的な顧客拡大の取り組み
  • 競合をしのぐ商品・サービスの開発
  • クレーム発生率の減少
(1)積極的な顧客拡大の取り組み
マーケット動向の察知と素早い対応

マーケットは生き物です。明日になれば昨日までとは180度変わってしまうこともあります。よって、マーケットの動向をいち早く察知し、対応していかなければなりません。
マーケティング活動では、企業の内部環境と外部環境を認識し、事業の機会を見いだし、そこに自社の強みを活かします。また、ターゲットとなる顧客に対して何を提供するのか、どのようにして収益を上げるかといった観点でマーケティング活動を展開します。

積極的なイベント開催

精鋭組織では、市場ニーズを反映したイベントやセミナーが十分に行われ、常に新規顧客を増やすための取り組みがされています。また、商品を相手の記憶に残すために次のような営業ツールを用意しています。営業ツールは、顧客が持ち帰り、かつ感銘を与えるものでなければなりません。

■顧客に感銘を与える営業ツール
  • 自己商品・サービスの総合案内
  • テーマ別(商品別)商品案内
  • 小冊子
  • セミナーレジュメ・テキスト
(2)競合をしのぐ商品・サービスの開発
競合分析

競合他社の調査は、自社の競争力を高める上で非常に重要な要素です。ライバル社の取り組みに対抗するために、自社内でさまざまな工夫を凝らします。これが自社を強くするのです。分析すると相手の優位性、つまり、さまざまな要素が自社製品よりも顧客に受け入れられていることが分かります。顧客に受け入れられている要素・要因を探ることは、経営戦略を構築する上においても重要なファクターであり、競合先の調査は事業経営において必須事項といっても過言ではありません。

■競合分析のポイント
  • 経営戦略の動向
  • 製品特性の変化、新製品開発の動向
  • 生産技術・設備の動向
  • 販売・広告宣伝の動向
競合をしのぐ商品・サービス開発

競合分析の結果、競合他社にはない商品やサービスの開発が必要だということがわかります。他社にはない商品・サービスの開発、提供により、差別化を図り、既存顧客が自社に流れる仕組みを作るのです。
また、昨日までの主力商品が明日も売れるとは限りません。顧客ニーズを分析し、競合他社より一歩でも早く新商品への取り組みをする必要があります。
また、現在提供している商品やサービスも磨き込みをかけ、魅力度を向上させることも重要です。

■商品・サービス開発のポイント
  • 提供サービスの拡大
  • 新製品・サービス開発
  • 生産技術・設備の動向
  • 販売・広告宣伝の動向
(3)クレーム発生率の減少

クレームの発生率はゼロが理想です。発生率を限りなくゼロに近づけるためには、発生の要因となる項目を事前に察知し、発生前に撲滅することがポイントです。また、仮にクレームが発生しても、迅速かつ誠実に対処し、再発防止策を講じることで、逆に顧客の信頼を勝ち取ることができます。

業績面における精鋭組織判断チェック項目を以下にまとめました。自社の組織は精鋭化されているかチェックしてみましょう。

■精鋭組織判断チェックリスト(業績面)

■精鋭組織判断チェックリスト(業績面)

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2-2 組織風土を変える取り組み

「自立」と「個性」を大事にする社員が集まった集団は、相互に認め合う創造的な雰囲気を持つ社風を形成します。この考え方からすると、社風改革の本質的アプローチは、経営トップが将来に通用する価値観を持ち、現場の第一線までそれを浸透させる努力を続けることです。
組織を精鋭化するためには、こうした組織風土を変える取り組みが必要となります。

■組織風土から見た組織精鋭化の取り組み
  • 基準行動の浸透
  • 社内美化の徹底
  • 社員教育制度の充実
(1)基準行動の浸透

精鋭組織を見ると、社員の基準行動が徹底されています。挨拶や報連相(報告・連絡・相談)は、社内における最低限のコミュニケーション手段です。いつの時代でも、挨拶や報連相の重要性は変わりません。正しい挨拶は、相手を認め、尊重するという気持ちの表れです。また、身だしなみを整えることで、相手に与える印象もよくなり、社員の心の強化にもつながっていきます。

(2)社内・会社周辺と地域の美化の徹底

精鋭組織の社内や会社の周りを見ると、清掃や整理整頓が行き届いています。
清掃を行うことで気持ちもリフレッシュでき、その状態を保つことで次に使う人に対する思いやりの心が醸成されます。整理整頓が頭の中の整理整頓にもつながり、論理的かつ建設的な考え方が培われます。また、精鋭組織では、上司・部下関係なく、全員で取り組んでいます。自社の周りはもちろん、自社が経営できるのも地域のおかげと、清掃範囲を町内にまで広げて地域貢献をしています。

(3)社員教育制度の充実

社員一人ひとりが成長するために、成長段階ごとに基準があり、計画的に教育する仕組みが出来上がっています。さらに、知識習得や技術・技能習得に必要な資料やテキストが整っており、いつでも利用可能な状態になっています。

組織風土面における精鋭組織判断チェック項目を、以下にまとめました。自社の組織は精鋭化されているか、チェックしてみましょう。

■精鋭組織判断チェックリスト(組織風土面)

精鋭組織判断チェックリスト(組織風土面)

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2-3 幹部社員のマネジメント力強化

幹部社員は、組織精鋭化において大きな鍵を握ります。経営方針、戦略、指示事項を理解し、社長の代弁者として部門に正しく伝え浸透させていくことが求められます。幹部社員の強化は、組織精鋭化において非常に重要です。

■幹部社員のマネジメント力を強化する取り組み
  • 業績目標の達成
  • 顧客満足度の向上
  • 部下の育成
(1)業績目標の達成

部門運営者である以上、部門の業績目標の達成は必須条件です。業績目標達成のために、運営方針を決め、組織の資源を最大限に活用し、活動計画に対する進捗管理を行います。

(2)顧客満足度の向上

顧客満足度を向上させるためには、顧客ニーズの把握が欠かせません。そのためにも、マーケットや競合がどのような動きをしているのか、社員から上がってくる報告からどのような傾向がみられるかを整理して、顧客ニーズにあったサービスの見直しや、商品提供を行います。

(3)部下の育成

幹部社員にとって、部下の育成は最も重要な役割です。
上司は部下を通して仕事をするといわれていますので、部下の成長がすなわち、組織の成長につながっていきます。

■精鋭組織判断チェックリスト(幹部社員のマネジメント力)

精鋭組織判断チェックリスト(幹部社員のマネジメント力)

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2-4 アイ・パートナーズ グループのワンストップサービス

日々の経営で生ずるさまざまな問題の解決のために、アイ・パートナーズでは豊富なサービスメニューをご用意しています。
精鋭化された組織作りにあたっては、会計事務所である税理士法人アイ・パートナーズとアイ・パートナーズグループでご支援いたします。
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次回は Section3 精鋭組織の劣化と再構築 をお伝えします
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