お役立ち経営情報 2013年7月

Section3 日常業務を通じて短期的な育成状況をつかむ

新卒者の早期戦力化を目指す 効果的なOJTの進め方

3-1 短期的に習得すべき項目は毎月チェックする

OJT成長記録チェックリスト

「新卒者がOJTを通じて、ビジネスマナーや知識・能力が身についているかはOJT担当者が定期的に評価し、本人にフィードバックすることが重要です。

■OJT成長記録チェックリスト(OJT担当者用)の書式例

*左の画像をクリックかコチラからOJT成長記録チェックリストのPDFをダウンロード出来ます。

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3-2 効果的な運用はOJT担当者の意識次第

「意図をもって計画的に行う」というのは非常に労力がかかるものです。特に計画書を記入するのは、続けること自体負担に感じます。
続けていくうちに、いつの間にか書くことが作業になって、書くことで満足してしまい、書くことが目的になり、その結果挫折してしまうというのはよくある話です。
計画書の運用が続かないのは、多くは次の3つの理由からです。

①時間がない

計画書を書くのは非常に手間のかかることです。仕事に成果を求められるなかで、直接的に成果につながっているのか分からない計画書に時間をかけるということは、十分な理解と納得がなければできないことです。どうしても手間であるならば、簡潔に書いてもよいし、一部だけでもかまいません。
まずはこのような計画書に慣れること、習慣化することから始めましよう。

②書かされているという意識

目標管理制度をはじめとした様々な制度のなかで、このように計画書を記入させる会社は多いと思います。それが形骸化し、人材育成の目的を果たしていないのであれば、組織として制度の運用に成功しているとは言えないでしょう。
ただし、OJT担当者が役割を果たすためのツールとしては、計画書の記入は十分意味のあることです。周りがどうあれ、個人レベルではその計画書を活用するべきです。

③どういうレベルで書けばよいのかわからない

新卒者に足りないものを真剣に考えていくと、いつしか、OJT担当者である自分自身の成長のために必要な能力が見えてくることもあります。それは新卒者にとっても学ばねばならないことのはずです。
能力向上の目標に関して書くことが思いつかないのは、あらゆることをすべて吸収した優秀な社員か、成長することを放棄した人です。


3-3 OJT計画書は随時修正が前提

OJT計画書の記入頻度は、ケースバイケースでよいでしょう。これは、会社や職場単位でルール化されているところもあり、やり方は様々です。
ただし、一定の基準はあるべきです。例えば、年に1回とか、半年に1回というようにルール化しておかなければ、日常の忙しさのなかで忘れ去られてしまうので、定期的に確認することが必要です。もちろん、ルールに縛られて、運用が実態とかけ離れてしまっては意味がありません。育成という目的のためであれば、柔軟に対応してもよいのです。計画書は随時修正が必要です。
また、新卒者の成長が著しく、目標としていた能力が計画より早く身につく場合もあるでしょう。その場合は、一定の時期を待たず、新たな目標を設定しても構いません。新しい能力が必要ならその新しい能力を書き加え、段階的に身につけさせていくだけのことです。
OJTの進捗管理に計画は不可欠です。現状と比較しながら、今何をするべきか適確に把握することが重要です。

■参考文献
  • 『これだけ! OJT(すばる舎 2010年)』中尾 ゆうすけ 著
  • 『新版 OJTで部下が面白いほど育つ本(中経出版 2006年)』小山 俊 著

3-4 アイ・パートナーズ グループのワンストップサービス

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