お役立ち経営情報 2013年8月

Section1 コスト管理で利益を生み出す

明日から着手し、確実に利益を出す ーコスト管理のポイントー

1-1 利益は出すべくして出すもの

「今年は何とか利益が出た」「今年は結果として赤字になった」という言葉をよく耳にしますが、この表現が必ずしも正しいとはいえません。
なぜなら、利益は結果として「出る」ものではなく、経営者の強い意思で「出すべくして出す」ものだからです。 企業の最終目的は「利益を確保すること」ですので、利益確保を絶対条件とすべきです。
それでは、どうすれば必要とする利益を確保できるのでしょうか。
利益を確保する手段は2つあり、1つは、「売上増加によるもの」、もう1つは「コスト管理によるもの」です。 確保すべき利益額の目安としては、前年増加額、業界平均の経常利益率などがありますが、普遍的なものとしては、「一人あたりの利益」が挙げられます。
「一人あたりの利益目標」の目安としては、黒字が出ている企業であれば、黒字企業の水準の600~700千円/年を、赤字の企業は、少なくとも全企業平均の252~300千円/年は、目指したいところです。
TKC経営指標(BAST)比較表(平成22年度版 *TKC経営指標(BAST)比較表(平成22年度版)


1-2 売上アップとコスト管理、どちらが効率的か

前述の通り利益を増加させるには、以下の2つの方法があります。 どちらがより効率的に利益を増加させられるかを検証してみます。

■事例

売上高10億円、経常利益率2%の企業の経常利益2,000万円を1.5倍の3,000万円に増加させるためにはどうすればよいかを、下記の2つの条件でみてみます。

●前提条件

①と②のどちらが、労力がかからず効率的かというと、売上を3,000万円増加させることは、現在の環境下ではそう簡単にはいきませんし、仮に実現できたとしても相当な時間がかかります。一方、1,000万円コストダウンさせる方法は、すぐに着手でき、即効性があるものがほとんどです。
本レポートでは、「できているようで、できていないこと」や「工夫すれば自社でもできる」ことに気付いていただき、すぐにでも着手できるコスト管理の手法を紹介します。

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1-3 コスト管理推進のための5つの鉄則

コスト管理を推進するためには、次の5つの鉄則を守らなければなりません。

  • 社長がコスト管理に関する方針を示す
  • コスト管理は幹部社員が率先して行う
  • 社員に当事者意識を持たせる
  • 何事にもお金をかけない工夫を考える
  • 業務改善を組織に定着させる
★社長がコスト管理に関する方針を示す

社長がコスト管理に関する明確な方針を示すことが重要です。
なぜなら、コスト管理を推進する際に、拠点の閉鎖、取引先の取引停止、退職勧奨といった、経営者でなければ決定を下すことができない項目があるからです。

★コスト管理は幹部社員が率先して行う

社長が明確な方針を示し、幹部社員が率先してコスト管理を推進していくことで、社員も納得してコスト管理に取り組むようになります。

★社員に当事者意識を持たせる

自分の金なら無駄遣いに気をつけるのに、会社の金なら平気といった当事者意識のなさがコスト管理における一番の問題点です。コスト管理をしないと会社の経営が維持できない、維持させるためには社員の給料をカットしなければならない、という危機感を醸成して、当事者意識を持たせることが重要です。

★何事にもお金をかけない工夫を考える

マーケティング活動をみると、現在ではホームページやブログ、ツイッター、フェイスブックなどで、多くの人に情報提供を行うことが可能となりました。
どうすれば、最小限のコストで最大の成果を挙げられるのかを、日々考えることで、他の経費にも良い影響がでてきます。

★業務改善を組織に定着させる

方針が示され、幹部社員が率先してコスト管理を推進すれば、改善が進みます。しかし、時間の経過とともに幹部社員の監視の目がだんだん緩むことがあります。
気が付いたら元に戻っていた、ということにならないように、幹部社員はコスト管理の手を緩めずに、組織に定着させていかなければなりません。

1-4 アイ・パートナーズ グループのワンストップサービス

日々の経営で生ずるさまざまな問題の解決のために、アイ・パートナーズでは豊富なサービスメニューをご用意しています。
効果的なコスト管理にあたっては、会計事務所である税理士法人アイ・パートナーズとアイ・パートナーズグループでご支援いたします。
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次回は 人件費の管理ポイント コスト管理のポイント をお伝えします
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