お役立ち経営情報 2014年4月

Section2 社員の意識を変え、組織を変革させる活動ポイント

自社の利益にも直結! ー良い職場風土を築くための職場改善活動ー

2-1 自社を変革する目的と危機感を共有し、変革に向けた活動を行う

自社が変革していくために、まず最初に考えるべきことは、自社の組織風土を何のために変革を行うのかについて社内で共有することです。
その意義が共有化されないと、全社一体的な活動に支障をきたしてしまうからです。
変革の必要性の共有化は、危機感の共有とも言えます。
危機感の共有ができたら、次に自社の将来のあるべき姿を描きます。
その後、具体的に取り組むべき課題を設定し、目指す方向(ゴール)に向かって、社員全体で改善活動を展開していくことになります。

■社員自身が主体となった組織風土変革プロセス

社員自身が主体となった組織風土変革プロセス

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2-2 社員を変革活動に主体的に参加させるポイント

人は、自分自身で考え、納得して活動することで、モチベーションが喚起され、大きな成果を上げることが期待できます。
したがって、経営者としては、社員が主体的に取り組めるよう環境づくりを行い、社員のモチベーション向上につなげていくことが必要となります。
取り組みポイントを整理すると、以下の3つにまとめられます。

(1)自己決定感、自律感を重視する

社員により洗い出された取り組み課題については、自発的に行うことができる環境をつくることです。
経営者は、社員間の議論によって進むべき方向がずれてしまった場面において、自社の理念・ビジョンの再認識させ、軌道修正させる役割を担います。

(2)達成感を持たせる

社員の成功体験から得られる効果は計り知れません。
「やればできる」という達成感が得られ、自信を持つことができる機会を多くつくっていくことは、社員の成長に大きく寄与します。

(3)チームワークの醸成

全社員参加型のプロジェクトを進めることは、チームワークの醸成にもつながります。
その活動においては、組織横断的にメンバーを組むことで、他部署、他部門との交流の機会にもなり、活動を通じて社員の一体感が増すことが期待できます。

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2-3 社員に理念を共有させ、社員の意識を変える

何かを伝達する場合には、どんなに優秀な人同士であっても、自分が言いたいことのせいぜい7割程度しか伝わらないと言われています。
自社において、自社の理念やビジョンについて、社長が部長へ、部長が課長へ、さらに課長が社員へ伝えようとすると、社員には社長が伝えたいことの2割程度しか伝わらないということです。
つまり、理念を社員一人ひとりまで浸透し、共有するためには、社長からのトップダウンばかりでなく、社員自身でも考え、具体的に何をすべきであるのかについて検討させる機会をつくることも重要となります。

■理念を社員全体に浸透・共有させるための具体的取り組み

●自社の理念が目指すものを社員全員で検討する
●理念に基づく活動ができているかを社員自らが振り返る
●今後、自分たちで理念の実現のためにやるべきことを洗い出す
●社内全体で理念共有できるための定期的に情報交換できるコミュニケーションの場をつくる

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2-4 組織風土の変革に対する抵抗勢力への対応

組織風土を変えるということは簡単ではありません。ときに、変革に対する抵抗勢力が現れるかも知れません。
どんな改革にも必ず抵抗勢力がいることを前提にして、それらの勢力に対抗するための取り組みも重要となります。それらに対する対応策は以下の通りです。

■抵抗勢力への対応策

●変革に向けた中心メンバーが是が非でも組織風土を変革したいという強い意思を持つ
●変革の目的を明確にする
●変革プロセスにおいて、状況や効果を随時情報提供していく
●変革は自社だけでなく、社員自らにもプラスに働くものであることを訴え続ける
●成功するまで続ける

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2-5 5S活動で職場規律を維持させる

「5S活動」は品質管理、能率向上、危険防止などの観点から特に製造業や建設業では職場環境の維持・改善を推進するスローガンとして重要視されているものであり、工場などにおいて日々徹底されている活動です。
 この「5S活動」は、上記のような業種にとどまらず、職場規律の維持、生産性向上を図る上では、どの企業においても徹底して取り組むべき基本的な活動であると言えます。
 5Sとは「整理、整頓、清掃、清潔、躾(しつけ)」をローマ字読みした際の頭文字の「S」を引用したものですが、5Sの定義は一般的に以下のように説明されます。
 5S活動は、良い組織風土づくりにおいても重要な活動です。この5S活動の具体的取り組みポイントについては、次章において解説します。

①整理:必要な物と不要な物を区別し、不要な物を処分すること。職場には必要な物以外は、一切置かない。
②整頓:必要な物が誰にでも、すぐに取り出せる状態にしておくこと。探すムダを省く。
③清掃:ゴミなし、ヨゴレなしの状態にすること。職場も設備もピカピカに磨き上げる。
④清潔:整理・整頓・清掃を徹底すること。この3つを実行することにより、清潔な職場環境を保つことができる。
⑤躾(しつけ):決められたことを、決められたとおり正しく実行できるように習慣づけること。

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次回は 職場環境改善に有効となる5S活動の進め方 をお伝えします
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