お役立ち経営情報 2014年5月

Section3 職場環境改善に有効となる5S活動の進め方

自社の利益にも直結! ー良い職場風土を築くための職場改善活動ー

3-1 5S活動で職場環境を変える

5S活動は、行動の習慣や意識にも影響を与えます。また、問題箇所を捉えて対策をする過程で、改善マインドを育む効果もあるため、組織風土の変革にも効果が期待できます。
5S活動によって、利益を生む、無駄がなくなるなど、大きな効果が期待できる活動であり、良い職場風土にもつながる活動です。
以下に、5S活動の目的を整理しました

■5S活動の目的

●ミスがなく、正確な業務運営を行う
●ものを探す時間のムダを無くす
●お客様に対し、すばやい対応を実現する
●担当者不在時に業務が停滞することを防止する
●一人あたりの生産性を向上させる
●清潔で快適な職場環境を維持する
●クリエイティブな発想を生む環境をつくる
●自ら率先する行動意識を高める

お客様や近隣企業、地域住民から信頼される企業になることは、永続的に経営していく上で重要なことであると言えます。これには3つの意味があります。
1つ目は「顧客に勧めているものは自社の集大成であり、成果物である」という考え方です。

2つ目は、顧客に対して不満足を与えない仕事をしていこうという意味です。これは一人ひとりの心がけの部分でもありますが、個人の気持ちや頑張りに頼るだけでなく、企業として5Sに取り組むことで、仕事をする基盤の整備を狙っています。

3つ目は、「見た目」です。見た目は、相手の印象に残り、「見た目=実態」であると認識されがちです。たとえ相手との接点がない場合であっても、常に周りを意識し、「あるべき姿」に則る姿勢が肝心です。

5S活動の大切さは、企業のトップなど経営幹部に近くなるほど、よくわかっているものの、「なぜ?必要なのか」の説明を省いてトップダウン的に行うため、やらされ意識になり社員のやる気が続かないケースも多いようです。
例えば、単純に「見た目が良くない」「みっともない」だけでは納得してくれない社員が多いということです。 つまり、「なぜ5Sが必要なのか」を社員に浸透させる必要があるということです。

5S活動を通じて「モノの考え方」に変革を与えることができれば、難しい改革・改善テーマであっても、成果が出るまでやり抜こうという気持ちが高まるでしょう。
しかし、5S活動ならば何でも良いというわけではありません。残念ながら、効果が出る前に挫折してしまうケースも多くあります。
そこで、組織の土壌を改善し、効果が高く、継続することができる5S活動とはどのようなものなのか、「組織が変わる5S活動の進め方」を紹介します。

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3-2 全員参画の5S活動

決められた人だけが参画している5S活動では成果は限られてしまいます。
活動に参加していない人がいると、「あの人はやらなくていいのに、私たちだけがやらされている」という気持ちを持つようになります。
つまり、不公平感を持ちやすく、それが活動への参画意欲を低下させます。

一方、全員参画の5S活動では、不公平感を覚えることはありません。「みんながやっているのだから、私もやらなければ」という気持ちを持つようになります。
人間には、集団や人間関係において自分が所属したい、受け入れられたいという「所属の欲求」があると言われています。全員参加により一体感を持ち、所属の欲求を満たすことができます。 5S活動(整理・整頓・清掃・清潔・躾)

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3-3 対話でコミュニケーションする5S活動

組織が変わる5S活動では、いたるところに「人と人とが対話する場」が設けられています。以下はその一例です。

●5Sキックオフの場で、5Sに取り組む必要性を、経営者・管理者から社員に伝える
●「チーム計画」を作る場で、チームのメンバー同士が対話をする
●職場巡回(パトロール)の場で、上司や他部署の人と対話をする
●5S推進会議の場で計画の進捗状況や問題点について、経営者・管理者と対話をする
●5S成果発表会の場で、職場の5S活動の成果を、社員に対して発表する

対話により思いや考えが伝わり、社員のモノの見方や考え方に変革を与えることが可能になります。
例えばチームリーダーが「5Sをきっかけにして、皆が本音で話せる職場を作りたい」という思いを持っていたとします。その思いを、5S活動の折にふれてチームリーダーからメンバーへと伝えます。
すると、その思いに共感し、賛同する人が出てきます。「チームリーダーは自分と同じ考えだ」、「チームリーダーが言うような職場になったらいいな」と思うと、「そのために自分も貢献したい」という気持ちの高まりを生み出します。賛同者が増えるほど、本音で話すことが当たり前になっていきます。そうして、チームにおいては「本音で話す」という文化が根付き、結果として職場内に一体感が生まれます。
この一体感が組織風土の変革にとって重要なポイントになります。 対話する事で職場に一体感

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3-4 アイ・パートナーズ グループのワンストップサービス

日々の経営で生ずるさまざまな問題の解決のために、アイ・パートナーズでは豊富なサービスメニューをご用意しています。
組織風土改善にあたっては、会計事務所である税理士法人アイ・パートナーズとアイ・パートナーズグループでご支援いたします。
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次回は 自ら行動できる社員を育てるポイント をお伝えします
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