お役立ち経営情報 2016年7月

クラウドファンディング その4 日本における成功事例

1・3Dプリンター開発の資金調達で成功

2014 年1月15 日、クラウドファンディング型EC サイト「kibidango(きびだんご)」にて、3Dプリンタの開発を手掛ける「ボンサイラボ㈱」が立ち上げた3Dプリンタ「BS01BONSAI Mini」の製造・販売プロジェクトで約1,050 万円(達成率525%)を集めることに成功しました。また、関連する消耗品のEC 売り上げ約140 万円を加算すると、このプロジェクトで集まった金額の合計は1,190 万円強となりました。
クラウドファンディング成功事例1
(出所:kibidango HP、日本経済新聞)
実施されたクラウドファンディングは、Web ページを見た同製品の支援者から集まった資金が目標金額に達すると成功となり、支援者に同製品が届く仕組み。2013 年12 月6日 から12 月27 日まで開催されました。
資金提供者とともに、新しい製品を世の中に送り出すことができた事例です。フェイスブックのコミュニティを作成し、SNS を利用してのマーケティングは、その後のトラブル 対応にも大きな効果を発揮できました。アイディアが盗用されるかもしれないというリスクを取りつつ、オープン化戦略で見事に成功した事例です

2・玩具開発の成功事例

寄ばねメーカーの五光発條(横浜市)は6種類のばねと接続パーツでブロックのように組み上げる玩具「SPLink(スプリンク)」を開発し、2013 年12 月に発売しました。同社社長は「売れるかどうかを販売前に判断できた」と振り返っています。
構想段階では「やめた方がいい」と社内の反応も悪かったものの、クラウドファンディングを通じて2013 年5月からの2ヶ月間に55 万円の調達に成功し、「支援者を52 人集め られた」ことが自信につながりました。
開発中は、毎日のようにフェイスブックやメールで支援者に状況を報告。「真っすぐな接続パーツが欲しい」「説明書は見やすいように工夫してほしい」など様々な反応が返っ てきました。
同社社長は、支援者が製品を待っているというプレッシャーがなかったら、開発は頓挫していたかもしれない、と後述しています。
クラウドファンディング成功事例2
(出所:zenmono HP 日本経済新聞)
資金提供者が支援者となり、構想・開発段階から一緒にやってきたことで成功した事例です。支援者が待っているというのが実感できたことが大きな成功要因です。

3・クラウドファンディングで誕生したロボット

クラウドファンディングで誕生したロボットがあります。
それは、電子機器設計の機楽(東京都狛江市)と中心とする中小企業4社が開発したロボ「ラピロ」です。
日米で1,500 万円を調達することができましたが、同社社長は「資金調達段階で商品の需要に手応えがあり、発売前に何台ぐらい売れるのか把握できた」と打ち明けています。 「購入型」のクラウドファンディングを利用して、出資者への報酬(リワード)として、完成した商品を届ける方法もあります。
これにより、製品の一部は事前注文を受けた形となり、生産前に事前の需要予測が可能になります。
クラウドファンディングを利用して、マーケティングのメリットを享受した事例といえます。
クラウドファンディング成功事例3 (出所:Makuake HP)

■参考文献 『次世代ファイナンス クラウドファンディングで世界を変えよう』(ジャムハウス)
『よくわかる投資型クラウドファンディング』(中央経済社)

アイ・パートナーズ グループのワンストップサービス

日々の経営で生ずるさまざまな問題の解決のために、アイ・パートナーズでは豊富なサービスメニューをご用意しています。
無料相談はこちらから

バックナンバー(一覧)はこちら
ページの先頭へ